農人のススメ

2016年09月06日

Term2 農業経営者として

 

 今回は、稲枝のたぐち農産株式会社(http://www.taguchinousan.co.jp/index.html)の田口源太郎さんに話を伺いました。育てている作物はもちろんのこと、稲枝地域の農業や田口さんご自身の取り組みについても興味深いお話を伺うことができました。

 

 

〇育てている作物について

米、梨、大豆、麦、ナバナ、ホウレンソウ、ぶどう、ユリなどの作物を育てていらっしゃいます。

米用の苗、ぶどう、ユリはハウスで栽培していらっしゃいます。

 

米をおいしくいただくおすすめのレシピはそのままの味がわかる塩おにぎり。

米の品種によって野菜に合う米、お肉に合う米などそれぞれ異なるそうです。

 

販売先としてはJAJAが経営している直売所も含む)や個人売り(食堂や集落の家庭に販売している)、近くの米屋(木村商店さん)にも出荷を行っていらっしゃいます。

 

 

〇梨の生産について

60アールもの土地で育てる梨園を拝見しました。

この梨園は今年で三年目で、初めて実をつけさせたそうですがまだ枝が細い、とのことです。

 

 

梨が十分実るようになるまでには、まだ10~15年もの時間が必要とされます。

獣害の被害を受けているそうで、このように2に柵を設置していらっしゃいました。

 

 

さらに「彦根梨」として出荷するにはある程度品質の良いものでなくてはなりません。

考える以上に、「彦根梨」を作るということには手間がかかるということを感じました。

 

盆前から収穫が始まる、とのことなのでそろそろ市場に並び始めるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

〇生産する上でのこだわり

田口さんは環境こだわり農産物の認証を受けており、減農薬に取り組んでいらっしゃいます。

 

さらに、独自の取り組みとして親子で行っている取り組みについてもお聞きしました。

源太郎さんは、岡村酒造さんなどと「彦米酒の会」を発足し、田植えなどのイベントと純米酒『楽々』の生産を行い、

息子さんの健一郎さんは地域の若い農業者とともに、2012年に「はえみの会」をはじめ、おからを使って無農薬での作物の栽培、近隣の小学生に農業体験の機会づくりを行っているそうです。

 

 

〇稲枝地区の取り組み

稲枝地域ではもともと「稲枝受託者組合」という組合があり、農作業をその組合が請け負う仕組みがあります

このような組織体制があったおかげで地域に農業をする仲間がいて、「農業をすること」が見えない力となっているそうです。

稲枝地域の農業従事者には若い人もいて、経営がスムーズに引き継げる状況にあるというメリットにもなっているそうです。。

 

 

 

最後に今後の目標について伺いました。

農業経営者」として農業を続けていくこと。また、どうやって地域に農業経営者を増やしていくかも今後の課題だと考えているそうです。

 

農業を経営として成り立たせることについては現在も苦労していらっしゃるそうです。

土地の広さからどのくらいの利益が得られるか計算できていた昔とは違い、最近は景気や生産過剰などによって米価自体変化しやすく、利益の計算が難しいそうです。

また、設備投資のやりくりなども考えなければなりません。

 

一口に農業と言ってもただ作物を育てるだけではありません。

その先を考え、経営者となることの重要性や難しさを再確認しました。

 

 

 

 

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